実際にあった不倫の事例をお伝えします。
「よくある」不倫事件です。
不倫相手への警告で
内容証明で慰謝料請求をした事例をご紹介いたします。
福岡の5人家族
34歳の主婦、
鈴木貴子さん(仮名)。福岡県在住。
夫は広告代理店の営業職。36歳。
子どもは3人。
「子宝に恵まれた普通の家族」です。
しかし、
-2022年2月-
貴子さんは不倫の被害者になりました。
なんと、夫が社内不倫していたのです。
同じ営業部の後輩。
貴子さんも知ってる女でした。
気付いたきっかけはLINEです。
夫がお風呂に入っているとき、
リビングの夫のスマホに通知が届きました
早く会いたい!土曜日なにする?
夫は週末から広島出張の予定です。
貴子さんは不審に思い、
夫が寝ているスキに
こっそりLINEを確認しました。
- 「好きだよ。」
- 「いつか子どもが欲しい」
- 「早く別れてほしいな」
- 「私の方が愛してる」
- 「問題を解決したいね」
愛を語り合うやりとり。
互いの裸を撮影した写真や性行為の動画もありました。
恐怖と絶望がはじまりました。
つらくて、悔しくて、悲しくて・・・
誰にも理解されない地獄。
今すぐ殴りたい。
でも、
「不倫してるでしょ!」と恐くて言えない。
だって、
もし「不倫してるでしょ!」って言って
「離婚しよう」って言われたら
なにもかも終わりだから・・・
気付いていないフリ
不倫の被害者はこうします
気付いていないフリ
あなたも同じではないですか?
「気付いていないフリ」していませんか?
自分に嘘をつくと
精神が崩壊します。
貴子さんは「気づいていないフリ」をしました。
夫が「今日は後輩と飲みに行く」と言えば、
「楽しんできてね。」。
夫が「いつもありがとう。」と言えば、
「こちらこそ。」。
本音はこうです
裏切りやがって。バカにしやがって。
許せない。いつか〇〇〇してやる。
でも、子どもがいる。
30代で離婚したら、私、死ぬまで独身かも。
離婚できない・・・
正直に言えない・・・
心がちぐはぐ・・・
精神崩壊。
不安で眠れない。
心療内科で睡眠薬を処方され
現実逃避。
そして、
「いつか別れてくれるはず・・・」
と信じていました。
しかし、
2022年5月、
衝撃の光景が、
不倫女が貴子さんの自宅に来たのです。
不倫女:「お久しぶりです!」
夫:「今日はお客さんのところに一緒に行ってきたんだ。明日中に提案書を送らないといけないから、軽く打ち合わせしている。」
貴子さん:「・・・ごゆっくり。」
いよいよ、
焦りました。
『この女に家庭が奪われるかもしれない。』
決めた
本気でやる。
貴子さんは解決策を調べ、
私のもとに相談に来ました。
「家族を守るために
慰謝料の請求がしたいです。」
希望の慰謝料金額は150万円。
当然ですが、 お金が目的ではありません。 これは 家族を守るため、 再犯防止のための、 貴子さんの覚悟の金額です。
私は慰謝料請求及び接触禁止命令の内容証明を作成しました。





これが彼女の切り札に。
内容証明を送ってから約2週間後、
不倫相手から慰謝料70万円が振り込まれました。
そして、謝罪の手紙が送られてきました。
佐藤貴子様
この度は私の稚拙な行為で大変なご迷惑をおかけしてしまい誠に申し訳ございませんでした。
弁解のしようもございません。
全て私の責任でございます。
先ほど慰謝料として70万円をお振込みしました。残りのお金は必ず分割でお支払いします。
また、今後二度と〇〇さんと親密な関係にならないことをお約束します。
ですから〇〇様が今後法的措置を取られる件についてはご容赦いただければと思っております。
私ごときがお願いするのは大変恐縮ですがどうか許してください。
心より猛省しております。
この度は大変申し訳ございませんでした。
(※一部省略)
手紙の内容
そして
普通を
取り戻しました
貴子さんは解放され、
よくいる
普通の主婦になりました。
夫は不倫女と別れ、
よくいる
普通の夫になりました。
普通の家庭になりました。
いたって普通。
汚れなく普通。
朝ごはんを作り、
子どもを学校に見送り、
洗濯をして、
掃除をして、
買い物に行き、
夕飯を作り、
みんなで食べて
テレビを見て、
お風呂に入り、
寝る。
繰り返しますが、
貴子さんは
普通を取り戻しただけです。
そうです。
不倫の慰謝料請求は
いたって普通のことなんです。
追記:
・残りの80万円も分割で獲得。
・夫とは不倫の話は一切しなかったとのこと。
この主婦の話は紛れもない事実。
そして、このパターンが最も多い。
だから、
不倫って
ある程度は型が決まっているんです。
だから、
解決も型があります。
彼女がやったことは
不倫相手に「内容証明」を送った。
これがテッパン。
なぜなら、確実に意思表示の証拠が残るから。
おそらく、
弁護士に相談したとしても
「内容証明からはじめましょう」
と言われるはず。
日本人の95%は「内容証明」の経験はないと思います。
だからこそ、
受け取る側は強烈なプレッシャーと恐怖を感じます。
そして、書類に記載された内容を深く考えることになります。
念のため、
ちゃんとお伝えすると、
内容証明は魔法ではありません。
「100% 確実に 絶対 慰謝料が獲得できる!」
というものではありません。
むしろ、危険な武器です。
ミスしたら取り返しのつかないことになります。
最悪の場合、あなたが加害者になります。
だからこそ、
内容証明には
専門性と技術が必要です。
かい行政書士事務所の場合、
基本請求文書だけでなく
万が一の保険
細かい事実
見栄え
構成
…
徹底的にこだわります。
文章次第で依頼者の未来が変わるので、
手は抜くことはありえません。
慰謝料請求は特別なことではありません。
日常は取り戻せます。